火事見舞いはそうそうあるものではないので、お金はどれくらいなのか、どのような書き方がいいのか迷いますよね。
まず、お金は新札ではなく使用感のあるお札を入れましょう。
そしてお見舞いの封筒は真っ白で模様などもない、縦型のものを選びましょう。
ここでは、火事見舞いを贈る際の封筒の選び方や書き方、お包みするのは新札にするべきなのかどうかを詳しくご紹介します。
失礼のないように、正しい火事見舞いを贈るようにしましょう!
火事見舞いのお金の入れ方は?
火事見舞いを贈るときはお葬式など弔事の際に贈るお香典と同じように、使用感のあるお札を入れましょう。
もし新札しかなかった場合は、折り目をつけてから、火事見舞いの封筒に入れておくと良いですよ。
火災が発生したということも、やっぱり不運なことなので、キレイなお札ではなく、折り目のあるお札を必ず用意しましょう。
ただし、いくら使用感のあるお札が良いとはいえ、あまりにもクシャクシャだったり、少しだけ破けているお札を入れるのは、あまり良くないです。
新札を半分に折っておいただけだったり、多少の使用感があるお札を選んでお包みすると、失礼に当たらないので問題ないですよ。
封筒の書き方だけでなく、新札ではないお札を入れる、ということも、火事見舞いを贈る際にはとても重要になってくるので、ぜひ注意して用意しましょう。
今後のためにも、何かしらのご不幸があったケースならば、新札を贈らないようにすべき、と覚えておけば問題ありません。
火事見舞いはどんな封筒を使うべき?
火事見舞いを贈る時に使う封筒の種類や書き方のポイントを詳しく解説します。
封筒は必ず真っ白で無地の縦型のものを使う
火事見舞いを贈るのでしたら、お包みする封筒は真っ白で模様などもない、縦型のものを選びましょう。
というのも、赤い線が入っているお見舞い用の封筒を使うと、赤い色が火事を連想させてしまうのです。
お見舞い用の封筒って、赤い線が入っているものも多いですが、火事見舞いの封筒なら必ず、白無地の縦型封筒を使いましょうね。
そうすれば失礼には当たらないので、問題ないですよ。
白くて本当に何も印刷されていない封筒を選ぶようにしてください。
郵便枠のない無地の白い封筒は、急にお金を包まなくてはいけなくなったときは、ご祝儀や不祝儀にかかわらずさっと使えて便利ですので、持っておくと安心です。
火事見舞いの金額相場は?
誰に火事見舞いを贈るのか、自分の今の年齢などで違ってきます。
父母や祖父母、親戚など近しい親族の場合、自分の年齢によって金額相場観は以下となります。
- 20代…3千円~1万円
- 30代…5千円~2万円
- 40代以降…1万円~3万円
もちろん年齢以外にもご自身の経済状況もあるので、あくまで一例です。
ご自身でお贈りできる金額にしましょう。
火事見舞い封筒の書き方
火事見舞い封筒の表面の上半分のスペースに、表書きを記入しておきましょう。
なかなか火事見舞いを贈ることってそんなにないから、どんな書き方をすれば良いのか、分からなくて困りますね…。
でも、他のお見舞いであったり、お祝い金や弔事金などをお包みする場合と同じように、白無地封筒の表面の上半分に、お見舞いの名目を書くようにすればOKです。
そして封筒表面の下半分には、贈り主であるあなたの氏名を書いておきましょうね。
封筒には『火災御見舞』か『出火御見舞』か『御見舞』と書く
重要なのが火事見舞いの封筒の書き方。
「火事見舞い」ではなく『火災御見舞』か『出火御見舞』にしましょう。
もしくはシンプルに『御見舞』と書いても大丈夫ですよ。
あまり火事のことを文字で表したくない場合なら、『御見舞』だけを封筒に書いて、渡した方が良い場合もあります。
ただし、『火災御見舞』や『出火御見舞』は、贈る相手の自宅が火元だった場合のみです。
もし近所が出火元で、贈る相手の家まで燃え広がってしまった場合の書き方は、『類焼御見舞』となりますよ。
どんな火事が起こったかによっても、火事見舞いの封筒の書き方は異なるので、くれぐれも間違えないようにしましょう。
でも先ほどもお伝えしたように、『御見舞』でしたら、どんな火事が発生した場合でも、火事見舞いとして贈ることが可能。
どうしても迷った時は、『御見舞』と封筒に書いて贈ってくださいね。
火事が発生すると、本当に絶望的な心境になっているでしょう。
そのため、少しでも贈る相手の心の支えにもなるように、正しく火事見舞いをお包みしましょう。
まとめ
火事見舞いは白無地の縦型封筒を使い、贈る相手の家が火元ならば、『火災御見舞』か『出火御見舞』と書いておきましょう。
でも『御見舞』とだけ書いておくのもマナー違反にはならないので、どんな状況か分からない時は、『御見舞』と封筒に記入すると良いですね。
そして、火事見舞いは新札ではなく使用感のあるお札をお包みすること。
贈る相手を気遣う、マナー違反にならない火事見舞いをきちんと用意しましょう。
またこれを機にご自身が加入している火災保険を見直してみてもいいかもしれません。いつどのようなトラブルに巻き込まれるかわかりませんからね。
事前準備がのちのちのトラブルを救うことがありますからね。
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